早苗月 2024
大型連休とはいえ引き籠りカンストなワタクシとしては特段のこともなく…つまりは、大型引き籠りウィークでありました。
しかしながら、全く何処にも出かけないというのも如何なものかと自問し、激しい葛藤の後、フラワーセンターへ出かけるという自答を引き出しました。
そんなどうしようもない葛藤をしている間に、藤の見ごろは過ぎ去っていたようです。
それでも少しは咲いているところに出会えたので、鑑賞の出だしとしては好調といって良いでしょう。
花弁が絨毯の如く散っていた藤とは裏腹に、満開な勢いで咲いていたのがキソケイでした。
相も変わらずこんな花があったんだ状態でしたが、風に揺られる様子がとても綺麗でした。
風に揺れる様子といえば、ハンカチの木が面白い感じでした。
いっぱいに咲いている様子を見たことがなかったのでゆらゆらとそよぐのを、かなり長く眺めてしまいました。
そしてよくある花弁かと思ってたけど違ったのパターンでして、ハンカチに見立てられてる白いヒラヒラは花弁ではなく苞だそうです。
次に行き合ったのは白山吹です。
なんと白い山吹かと思いきや違う種なのだそうで、白山吹はバラ科シロヤマブキ属、ヤマブキはバラ科ヤマブキ属だとか。
白山吹は花弁が4枚、白花ヤマブキは花弁が5枚という、比較的分かり易い見分け方ができるようですが、写真の撮り方が悪いのでしょうか…4枚か5枚かよく分からない感じです。
他の見分け方はと調べましたら、ヤマブキの葉は互生(互い違いに葉が生える)で、シロヤマブキは対生(2枚が対になって葉が生える)とのこと。これなら、花弁と併せれば何とか見分けられそうです。
見分け方で満足したところで次の鑑賞へ。
藤の見ごろは華麗に見逃してしまったわけですが、この時期といえば薔薇が真っ盛り。
張り切って薔薇ゾーンに足を踏み入れると、薔薇の香りが風に乗ってきました。
現在のところ、香りで一番好きなのはパパメイヤンという薔薇です。
どこがどう…と説明できるほどの語彙力がないので無念ですが、良い香りというよりは好きな香りというのがしっくりきます。
パパメイヤンは黒薔薇に分類されますが、黒薔薇のなかでいえば一番好きな花容をしているのがブラックバカラです。
艶やかな花弁と深い色合いが、そして何とも言えない佇まいが好きで、上手く撮れないのを承知で撮り続けたりしてます。
さて、濃く深い色の黒薔薇も好きですが、淡い色合いも大好物です。
今回淡い色の薔薇のなかで、とりわけ可愛く撮れたと自画自賛したのがペネロープという品種の薔薇。
そして、アーチ状に咲かせている薔薇も何種類かありまして、こちらはスパニッシュビューティという薔薇です。
普通に咲かせるのも大変でしょうけれど、アーチ状に咲かせるというのは門外漢には途方もない作業に思えてなりません。
見るたびにちょっとした感動を覚えます。
そんなところで体力ゲージが無くなったので、帰途につきました。
そろそろ晴天の下だと体力ゲージの減りが早すぎて厳しい季節になってきますが、何とか来月も鑑賞ができれば良いなと思います。